溶接欠陥に対する非破壊検査技術とその応用
溶接品質を確保する「鋭い目」
溶接継手の品質は、構造物の安全性と信頼性に直接関係します。非破壊検査(NDT)は、検査対象物を損傷させることなく内部または表面の欠陥を検出する技術的手段です。本記事では、一般的に使用される溶接非破壊検査(NDT)方法とその応用を紹介します。
I. 一般的なNDT(非破壊検査)方法
方法 | 原理 | 適用可能な欠陥 | 感度 |
|---|---|---|---|
目視検査(VT) | 目視観察 | 表面欠陥 | ★☆☆☆☆ |
浸透探傷検査 (PT) | 毛細管現象 | 表面に開口する欠陥 | ★★☆☆☆ |
磁粉探傷検査(MT) | 磁界吸引力 | 強磁性材料の表面/表面近傍 | ★★★☆☆ |
超音波探傷試験(UT) | 音波反射 | 内部体積欠陥 | ★★★★☆ |
放射線透過試験(RT) | X/γ線透過検査 | 内部体積欠陥 | ★★★★★ |
II. NDT手法の選定原則
選択は、材料の種類、製品の重要性、コストなどの要素を総合的に考慮して行う必要があります:
圧力機器: RT+MT/PT複合検査
重要な鋼構造物: UT+VT複合検査
一般構造部品: VT + サンプリングUT
ステンレス鋼/非鉄金属: PTがMTを置き換える
III. 検査割合と受入基準
GB/T 3323やJB/T 4730などの規格に従って:
100%検査:突合せ溶接、すみ肉溶接の重要箇所
≥20%サンプリング:一般溶接部
受入水準:レベルI、レベルII、レベルIII(製品によって異なります)
IV. 新技術トレンド
フェーズドアレイ超音波探傷 (PAUT): 撮像が可能で、より直感的な検査結果
デジタルラジオグラフィー(DR): 高速撮像、フィルム不要、アーカイブが容易
自動検査システム: ロボット搭載プローブ、高効率
AI支援による評価: ディープラーニングを使用して欠陥を識別


